「あ〜、文章がまとまらない〜」「なんて書こう・・・」
文章を書いているうちに、論旨からそれてしまったり、なんだかよくわからない文章になってしまったりすることはありませんか?
そんなときの救世主となるのが、今回ご紹介する『6分間文章術』(中野巧著)です。この本を一冊手元に置いておけば、文章を書く道筋が書く前から見えるので、文章を書くことに関する悩みは一気に解決します。
日本一のマーケターに選ばれた神田昌典さんも評価する内容となっていますし、この本に書いていることを実践した高校生や小学生までもが結果を出しているので、その効果は確かです!ぜひわたしの書評や感想も参考にして実践してみてください。
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文章を書くのに“文章力”はいらない!?『6分間文章術』の書評と感想
画期的な発明!『6分間文章術』の書評
まず『6分間文章術』の書評ですが、その根底には「文章を書くのに文章力は必要ない」という斬新なアイデアがあります。まさか文章を書くのに、文章力が必要ないという人が現れようとは驚きですが、これは単なる奇抜なアイデアを披露するだけの本ではありません。著者の中野巧さんが日々多くの文章を書いたり添削したりするなかから、文章作成を構造的に研究し、フレームワークに落とし込み、そして一連のプロセスに組み替えた新しい文章作成術なのです。
それはいったいどんな文章作成術なのでしょうか。実は、中野巧さん考案の「エンパシーチャート」にキーワードや人の感情を表す言葉、セリフをメモしていくだけです。はじめから文章を長々と書く必要はありません。ゲーム感覚でチャートのマス目を埋めていき、あとはそれらを並び替えてつなげていきます。文章を書くのは最後なので、まったく面倒がありません。
最終的には、キーワードなどをつなげてストーリーをつくり文章化していくのですが、この時点では書く内容と順番が明確になっているため、まっさらの状態から書き始めるより格段に書きやすくなっています。
この画期的な発明とも言える「エンパシーライティング」は、実際にやってみるとその効果は容易に実感できるでしょう。とにかく文章を書くことの面倒さが消えます。しかも、だれにでも実践できる内容です。なんせ小学生が使っている手法ですからね。ぜひ本書を手元に置いて、プレゼン資料などをつくってみてください。きっと読んだ人は激変したあなたの文章に感嘆するでしょう。
とにかく感動!不思議な『6分間文章術』の感想
わたしがこの『6分間文章術』を実践したとき、思わず「おぉ〜」と感嘆の声が漏れてしまいました。何が感動的だったかというと、本当にチャートのマス目を埋めていくだけで文章が書けたことです!実践した人はみんな同じ感想をもつと思います。
『6分間文章術』では最初に書くのは「文章」ではなく「キーワード」や「単語」です。あらかじめそれらを並び替えて書く順番を決めてしまえば、文章を書いていくのは比較的簡単です。書きたいことやイメージができあがっていると、案外文章はスラスラと出てくるものだなと感じました。
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日本のトップマーケター神田昌典さんも本の内容を高く評価
『6分間文章術』は、日本のトップマーケターの神田昌典さんも本の内容を高く評価しています。本書の「神田昌典氏はじめに」のなかで神田昌典さんが絶賛しているように、中野巧さん考案の「エンパシーライティング」のすごいところは、この手法を使って書いた人の文章が軒並みうまくなっているということなのです。しかも使っているツールは、たった1枚のチャートのみ。神田昌典さんの言葉を借りれば、それはまさに「巧みな書き手を量産していくデザインプロセス」です。
だれにもできる!想いを伝える文章術「エンパシーライティング」とは
「エンパシーライティング」の「エンパシー」とは「共感」です。いまやだれもが簡単に情報発信者になれるSNSの時代です。多くの人がインターネット上で投稿したなかから、わたしたちは自分が読みたい文章を取捨選択します。もし、書き手が一方的に書きたいことを書くだけの投稿と、読み手が読みたい情報を読みたい順番で書いてある投稿があったなら、あなたはどちらを選ぶでしょうか。
著者の中野巧さんが、共感される文章を書くのに文章力が必要ないという理由はここにあります。重要なのは、文章の巧拙ではなく、読み手と書き手のハッピーが重なる部分、つまり共感部分があるかどうかなのです。読み手と共有できるハッピーがあって、それを端的にキーワードや単語で表すことができれば、自ずと伝わる文章は書けるのです。
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