多動力とは?読んだ感想レビューや要約まとめ!

ビジネス書

今回は、先日読んだホリエモンこと堀江貴文さんの「多動力」の感想レビューや要約についてまとめてみた。

 

早速、内容に入っていきたいところだが、「多動力ってそもそもなんだ?」というあなたの最もな疑問にお答えするべく、まずは「多動力とは何か」その意味についてお伝えしておく。
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多動力の意味とは

多動力の意味とは何か。

 

著者は本書の冒頭で、多動力とは「いくつもの異なることを同時にこなす力のこと」であると述べている。

また、多動力を持った人とは、業界の壁を軽やかに超えていく「越境者」である、とも述べてられている。

つまり、一つのジャンルにとらわれずに行動する人のことである。

 

これまでの日本の常識から考えると、そのような人はどちらかというと世間的に良い評価を受けにくい印象がある。

メジャーリーガーのイチロー選手のように、一つのことを続けることが美学として一般的に考えられているのである。

 

しかし、インターネットの発達によって、情報技術は広く共有されることになった。
同じ業界内でコツコツ頑張るという修行や下積みが、今では意味を持たなくなったのである。
「一つの仕事を定年まで全うするのが正しい」というのは幻想である、と著者はいう。

あらゆる産業の「タテの壁」が溶けていく時代を迎えた現代において、いかに多動力が重要であるか、
多動力を身に付けるにはどのようにすればよいかが、本書では書かれている。

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多動力の感想、レビュー

著者の現代を生き抜く上での考え方を知ることで、多動力が今求められていると理解できた。
本書を読む前と後で別人になったかのような、そのくらい私に大きな影響を与えた内容であった。

 

特に印象に残っているのが、著者の行動指針に関する部分である。
著者が頻繁に海外へ行ったり、人と会食をしたりする理由は「おもしろいから」、「楽しいから」だという。
そこに深い意味はないのだというから驚きである。著者はワクワクすることだけで一日を埋めるよう努めており、
そうすることでストレスなく日々を過ごせているのである。

 

 

多動力とは何か、それは著者自身の近年の活動からも伺える。

胃がん予防の啓蒙活動やロケットの開発事業をなど、既存の枠に囚われない事業を次々に手がけている。
一貫性がないようにも見えるが、深層的な部分でいずれの活動も相乗効果がもたらされているのであろうと推察する。
スティーブ・ジョブズ氏のいう「Connecting the dots」(一見関係のない点と点が、後になって線として結びつくこと)と似たような考え方だと感じた。
自分が魅力的に感じることをとことんやっていると、何かしらの形で根底で結び付いていく。

 

誰もが画期的な事業を思い付くことが考えにくいが、ワクワクすることで一日を満たすことは意識的に実践することができる。
単なる著者の思想に留まらず、それを行動の形に落とし込んで次のアクションが示されているため、読んで終わりにならないような工夫がされている。
こうして、新しい考え方を知ると行動が変わり、行動が変わると人生が変わっていくのだと感じた。

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多動力の要約まとめ

本書では、インターネットの発達により時代は大きく移り変わり、価値観の転換が必要であると説いている。
「石の上にも三年」は、もはや過去のことわざとなった。そこで、必要となるのが「多動力」=いくつもの異なることを同時にこなす力、である。

 

全てのことを真面目に取り組む必要はない。全教科でバランスよく平均点を取る必要もない。
自分が興味を持つことにとことん取り組むことが重要になる。

 

「一つのことをコツコツやる時代は終わった。次から次へとたくさんのことに手を出そう。」(本書より引用)

 

この言葉からも分かるように、同じ一つのことに人生をかけている暇はなくなったのである。

 

本書では、各章の末尾に「やってみよう!」リストが載っており、ただ本を読むだけでなく実際に行動することが勧められている。
読後に何から始めればよいか分からない人にとっても、リストをきっかけにまず動いてみようと考えさせる仕組みとなっている。

 

情報が溢れている中でいかにストレスなく、楽しいことだけをして生きていくか。
そのためには他人の時間ではなく、ワクワクすることだけを追求する自分の時間を確保することが大切になる。

 

今こそ3歳児のように、純粋に楽しいことだけを追い求めてみよう。
そのようにして、好奇心と集中力を高めることが、結果的に多動力に繋がっていく。
「ハマって飽きる」をひたすら繰り返し常に動き続けることで、業界の垣根にとらわれない越境者となることができるのである。

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