あなたは夢を「思い通りに」叶えることはできますか?
挫折してしまったり、目標がうまく定まらなかったりするのが実際のところですよね。
『自動的に夢がかなっていく ブレインプログラミング』は、そんな方にオススメです。
本書に目を通せば、このタイトルを「書店で目に止まるように大げさにつけた」わけじゃないことがわかります。
『自動的に夢がかなっていく ブレインプログラミング』の書評、感想、要約をご覧ください。
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「自動的に夢がかなっていく ブレインプログラミング」の要約
『話を聞かない男、地図が読めない女』で空前の大ヒットを巻き起こした著者アラン・ピーズとバーバラ・ピーズ夫妻。
本書では人生の窮地に立たされた二人が、専門であった脳科学を使って「脳をプログラミング」し、起死回生を達成するまでの過程が描かれています。
二人の愉快な語り口と、赤裸々に語られるその経験は読者に鮮明な記憶に残るでしょう。
著者の経歴
ビジネスにおける人間関係のノウハウを講演会や多数の著作で広めています。
著作物は100か国以上で出版。翻訳書の累計発行部数は2700万部。
日本国内でも有名になった、代表的な著作は『話を聞かない男、地図が読めない女』『嘘つき男と泣き虫女』(主婦の友社)などです。
講演会は世界中の国々で開催され、テレビ番組や映画などの関連作品も次々とヒットしました。
現在はピーズ・インターナショナル・リミテッドを拠点に企業や政府機関に向けたセミナーを企画するなど、世界中から信頼を受けています。
「自動的に夢がかなっていく ブレインプログラミング」の要約
本書は、脳の研究の結果知られている結論をもとに、人々がそれらを有機的に使うにはどうすれば良いかというコンセプトで書かれています。
例えば前半。第1章では、ピーズ夫妻が注目した「脳の動き」の解説をし、その後の章では目標達成とどう結びつけるかという論理が展開されます。
「第2章自分の望みをはっきりさせる」「第3章明確な目標を決める」など、展開は極めて一般的。
ただし、「脳科学に裏打ちされた展開」になっているため、どれも「気のせい」や「読者の努力次第」などではない説得力があります。
後半では目標達成過程で起こりそうなメンタルブロックについての対策まで明記されています。「第10章 数のゲームを楽しむ」「第12章 恐怖と不安を克服する」などです。
本書は400ページを優に超える情報量、そしてベストセラーということを考えると非常に内容の濃い一冊であると言えます。よくありがちな「精神論本」ではなく実際に個人が目標を達成するまでの道案内をしてくれるものなのです。
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「自動的に夢がかなっていく ブレインプログラミング」の書評・感想
RASとは?
本書のベースになっている脳科学とはなんなのでしょうか?
ズバリそれは第1章にヒントがあります。
「第1章 RASの秘密を知る」。
この中で、RASという言葉が突然出てきます。
この言葉、本当に脳科学をかじった程度では出てこないもののようです。
「RAS」のみ検索しても、出てくるのはおよそ見当違いな結果のみ。
本書を読み進めていくと、この言葉が「Reticular Activating System」の略称であることがわかります。
いわゆるこれは「脳幹網様体賦活システム」というもので、「脳幹」にある「網様体」を「うまく働かせる」という仕組みです。難しい理屈は抜きにして、人間の脳には流れ込んでくる様々な情報のうち、自分に必要のないものと必要なものを選別して取り込むことができるというものです。
これは誰の脳でも働いている自然な動きですが、ピーズ夫妻はこのシステムに目をつけて「達成したい目標を実現するのに必要なことだけを意識する」という訓練を紹介したのです。
RASの動きに基づいて目標を明確にしたり、それを書き出したりするので、「気のせい」である部分が本当に少ないと言えます。「夢を叶える系」の書籍としては珍しい説得力があるのではないでしょうか。
本書が支持を受けるのも、もちろんこの辺りでしょう。
やはり確かな情報筋と、目標達成まできちんとサポートし続ける情報量。
書籍として良書としか言いようがありません。
みなさんも是非小さな夢、
大きな夢を叶えてみませんか。
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