「book yourself solid(日本語版)」の書評・感想

ビジネス書

皆さんが今まで手に取ったビジネス書は、使える知識はどのくらいありましたか?

 

現代はどの書店でも、ビジネス書やハウツー本が溢れかえっている時代です。「使える知識がたくさん詰め込まれている」「何度も読み返したくなる」「全てのノウハウを自分のものにしたい!と思える」そんな書籍、少ないですよね。

 

そう感じている皆さんにはこの書籍をお勧めします。今回は『book yourself solid(日本語版)』の書評・感想をお伝えします。

「book yourself solid(日本語版)」の書評・感想

この本に取り上げられているのは、起業するための「実践的」なノウハウであり、読者がすぐに始められる内容ばかりです。起業を思い立った人がぶつかりそうな課題や、一般に流通している起業のノウハウ本ではなかなか解決できない問題に触れているので、充実した内容に驚くのではないでしょうか。

 

著者のマイケル・ポート氏は小規模ビジネスのコンサルティングやビジネス書の執筆を行なっています。『Book Yourself Solid』の出版の他に、話術を記した著作が大成功し、それぞれの著作に基づいた内容を提供するスクールを創設しました。

 

本書では全体を4つのパートに分ける構成でできており。122の項目が集まってできています。本を持った瞬間に感じるのは、書物の分厚さ。目次を開いて感じるのは内容の重厚さです。ひとつの項目に対して10ページが割かれているものもあり、起業を考える上で忘れてはいけない重要ポイントが述べられています。

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本書は決して裏技的なものではありません。そういったものを期待する人には、通読にも時間がかかることですし、すぐに目立った効果を上げられないため、お勧めできません。

 

内容は顧客を重視した満足度の高いビジネスの発見方法と、運営の仕方です。パート1では「あなたの基盤」、パート2では「信用と信頼の構築」、パート3では「簡潔な営業・完璧な価格設定」、パート4では「セルフ・プロモーション戦略」という展開です。

 

特に「セルフ・プロモーション戦略」の項では200ページを超える情報が紹介されています。日本と海外のビジネスモデルの違いの差こそあれど、「ダイレクトアウトリーチ戦略」「ウェブ戦略」などシンプルなプロモーション方法のポイントなどが紹介されています。

 

またこの本の特徴は「起業をまだ決意していない人」にもお勧めできることです。

 

読者からの評価で多かったのは、「起業を迷っていた人」が本書によって考えを整理し、起業に至ったというものです。このことからわかるのは、本書が単に起業のノウハウを示したものではなく、「起業することはどういうことか」「起業後にどうなるか」が明確にビジョンできることにあるのではないでしょうか。

 

おそらく起業を悩んでいる人の中には、「これで本当にビジネスになるか」「今よりも状況が好転するか」という不安を抱えている人もいると思います。そういった疑問に明確に答える書物であることは間違いありません。

ダイレクト出版の本の評判は?

ダイレクト出版は、個人事業主や中小企業向けのビジネス書を販売している会社です。大手通販サイトや書店では出回っていない洋書の翻訳本を扱っており、入手しにくい情報を持つ本の出版を手がけています。

 

販売している本の広告が非常に充実している点が興味深いです。本の内容を紹介するのにたくさんの情報を公開しています。サイト内だけで本の大枠がつかめるほどですので、「その本は自分が必要としているものかということを知ることができます。また目次も掲載されているので、まさに「本屋で立ち読みしている感覚」で知ることができます。

 

また、返品対応も充実しています。内容が気に食わなければ返品可ということで、書物販売サイトとしては異例の対応を実現しています。

 

しかし実際のところ、多くの書物は内容が濃く、読者の愛読書となることが多いようです。やはり日本で手軽に手に入らない情報を扱っているだけあり、満足度も高いんですね。

 

まだ利用したことのない人は是非サイトを訪れてみてください。

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